PRとは、まさにその企業の信頼度など、社会的な地位に直結するものです。単なる広告やマーケティング手段だけでではなく、経営戦略であり、企業アイデンティティにかかわる重要なファクターでもあるのです。そのPRを任せる会社選びには、いくつかの注意点があります。例えば、有名なPR会社であるからといって、自社のPRを任せても、うまくいかないこともあります。それは、「自分の会社に合ったPR会社ではなかった」ということ。有名だから良い、無名だから悪い、ということではなく、自社に合っているか否かという視点で考えてみましょう。
では、自分の会社に合ったPR会社を選ぶには、どのようにすればよいのでしょうか。その条件などについて、代表的な3つのポイントをご紹介していきましょう。
まずは、PR会社が自社の規模に合っているかということを考えましょう。例えば、社員が数万人単位で東証一部上場の大企業と、数十名の社員で経営をしているベンチャー企業では、広報のやり方が全く違います。PR会社もやはり、大手企業を主流にやっているため、ノウハウが違ってくるためです。また、サービス体制や費用も、もちろん異なります。高い金額を払えば、よいPR企画ができるということではなく、手法が違うということを念頭に置く必要があります。
上記のように、大手企業を主にクライアントとしているPR会社は、総合的な分野で対応できる体制が整っています。しかし、中堅クラスのPR会社では、得意な分野が異なる場合もあります。例えば、IT企業が得意、コスメメーカーのクライアントが多いなど、それぞれの強みを前面に打ち出している会社もあります。ですから、PR会社を選ぶときには、なるべく自社の分野が得意な会社を選ぶのが得策です。業界ごとにPRのやり方も違うことがありますし、何より、商品知識や業界内の情報に通じているので、信頼関係を築きやすいでしょう。
これは、3つのポイントの中でも、重要度が高いものです。PR会社に依頼するときには、その依頼に何を求めているかを明確にする必要があります。例えば、「しっかりした戦略を作りたい」「自社の報道を最大化したい」「プレスリリースを書いて欲しい」「SNSの炎上対策をしたい」などの目的を明確にしておいてください。PR会社側も、「何が得意か」というカテゴリーがあります。話をするときに、目的を明確にしておかないと、後々、そのような業務はできない、ということにもなりかねません。PR会社を探す前に、自社ではどのような目的を持って、PR活動をするのか、明確にしておきましょう。PRは、企業の経営戦略でもあるのです。経営陣の中でもその目的を共有しておく必要があります。
ご紹介してきたように、PR会社を選択するにはいくつかのポイントがあります。そのポイントを念頭に会社選びをしてみてください。また、PR戦略は企業にとって非常に重要なものですから、信頼関係の築ける、パートナーとしてPR会社を選ぶようにしましょう。
成功事例を公開しているPR会社を調査したうえで、その成功事例をもとに編集部が各社を「大手企業」、「スタートアップ・中小企業」又は「海外進出企業」のPRに強みを持つ会社に分類し、それぞれを1社ずつご紹介します。「大手企業」と「海外進出企業」のPRに強みを持つ会社はそれぞれ複数あったため、売上高が高い企業※から選定しました。「スタートアップ・中小企業」のPRに強みを持つ会社は複数あったため、中でも安価であることを公式ページで謳っている会社をご紹介いたします。(調査時期:2021年7月)
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※1参照元:アイミツHP(https://imitsu.jp/cost/pr/article)
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